何も続かない日記

何かを続けるために書いています。

旅行いきたいけどいきたくない

適当にAmazonで買った洗顔料がスクラブタイプで、15年ぶりぐらいにスクラブというものを味わったが、なんとなく旅館の温泉に入ってる気分になれた。旅館とかホテルに置いてある洗顔料の類、大体スクラブのイメージがあるので。

こんな洗顔一つで旅行の気分が味わえるのなら安いもんだと思ったけど、多分1週間もすれば慣れてしまってスクラブであることさえ忘れているかもしれない。

最後に旅行に行ったのは去年の六月で、祖父と二人で行った。あのときは確かニートだった。祖父が死ぬまでに行きたいところがあったみたいで、時間に余裕のあるニートは旅のお供にうってつけというわけだった。旅行自体はほとんど祖父の介護に徹していたので、心から楽しめたわけではなかった。ただただ祖父の立てたスケジュールをなんとか無事に進行させることだけを考えていた。六月だというのに震えるほど寒い山の中で、足の悪い祖父がお腹を壊して惨状を呈した時は泣きそうになった。

その前に旅行に行ったのは高校の卒業旅行だと思うので、今から大体10年前ぐらいか。旅行行きたいと言う気持ちをずっとうっすらと持ってはいるけど、なかなか実行に移せないでいる。

なんとなく非日常を味わいたいというだけで明確にどこに行きたいというのがないのと、どうせ一人で旅行に行っても旅館の部屋でスマホをいじっているだけなんだろうなという想像がつくからだ。あとは壮大な景色とかを目にしたときに、もし何も感じなかったらどうしようとか、余計なことばっかり考えている。パチンカス特有の、パチンコ以外のものにお金を使いたくないという救いようのない価値観も邪魔している。

もうこんなことを考えている時点で旅行に向いてないと思う。日常にしがみついたまま非日常に行きたい。

 

人の家の外観を見るのってすごく非日常を感じられて好きなんですけど、わかる人いますかね。

マンションでもアパートでも一軒家でもなんでもいいんですけど、家を何となく眺めながら、ここに住んでいる人は毎朝この場所から外へ出てこの場所へ帰ってくるんだというのを想像すると、なんとなく自分がそこの住民になったような追体験をできて、新鮮な気持ちになれるんですよね。共感されたことはないですけど。自転車に乗ってて暇なときとかは大体これしてます。唯一お金を使わない趣味です。