何も続かない日記

何かを続けるために書いています。

ゲームの楽しみ方

58点ぐらいの土日を過ごした。土曜日は買い物に行って4年ぶりに服を購入したりと、まあまあ活動的に過ごすことができたが、日曜日はYoutubeパワプロに支配された1日となってしまった。

Youtubeで一日を食いつぶしてしまったとき、時間を無駄に過ごして何もできなかったことよりも、自分で自分の行動を制御できなかったことに対して失望を感じる。テクノロジーに脳味噌を乗っ取られている自分の情けなさ、それを自覚しつつも抗えない無力さ。科学の力ってすげー。

今日はそれにくわえてパワプロの栄冠ナインという中毒性の塊が襲い掛かってきた。栄冠ナインというモードは高校野球の監督になって高校球児を育成し、甲子園を目指すというモードなのだが、明確な終わりがない。たとえ甲子園優勝ができたとしても、優勝校として次の1年を迎えるだけなので、こちらからゲームを終了させるまでは永遠に終わらない。さらに、夏の大会が終われば秋の大会、そして春の大会と続いていくので、どこでやめればいいのかわからなくなる。そうなったときにはもうパワプロに支配されている。

自分はゲームをプレイするとき、ゲーム内で攻略法を編み出したり戦略を練ったり効率的にプレイするのが苦手で、ほとんどのゲームを直感で適当にプレイしているのだけれど、この栄冠ナインというやつはそんな雑なプレイ法でも時間をかければ勝手に強くなってくれる。そこがいい。

ゲームで一番面白さを感じるのは、強敵を苦戦しながらも倒した時ではなく、苦労してレアアイテムを手に入れた時でもなく、格下の敵をボコボコにしているときだ。過剰にレベルを上げまくって、面白くないぐらいあっけなく敵を倒すのがたまらなく気持ちいい。そんなプレイの仕方でつまらなくないのかとよく言われるが、なんでゲームの中でまで低いステータスで難関に挑まないといけないのかと思う。

栄冠ナインで言うと、地区大会の1回戦を15対0で突破したときなんかはアドレナリンが止まらない。「これが〇〇監督の率いる名門〇〇高か……レベルがちげえ……」みたいなことを敵チームが言っている妄想をしながらニヤニヤしている。キモすぎる趣味。

ふと日常生活でもこの無双感を味わうために算数ドリルを買って解きまくってみようかなと思った。虚しさだけが残りそうではある。