何も続かない日記

何かを続けるために書いています。

第一歩が踏み出せない

このブログを始めてから、人の書いたブログも読むようになった。

自分は人に影響されて、人の真似だけをして生きてきた人間だから、他人の人生の一部分を垣間見ることが、結構な確率で原動力になる。もちろん、萎える要因にもなりうる。

ゼロから何かを生み出せる人が羨ましいと昔から思う。

小学校の図工の授業で一斉に絵を描き始めるとき、必ずと言っていいほど筆を持つ前に周りの様子をキョロキョロ窺っていた。誰かが描いているのを見てからじゃないと、どう描き始めたら良いかわからないからだ。そのせいで作品を提出するのがいつも人よりも遅れていて、かなりのストレスになっていた。それでも、自分の想像力と決断力だけではどうしても第一歩が踏み出せなかった。

今もその頃とさして変わらず、仕事のメールを送るのにもいちいち例文をネットで検索したり、上司のメールをこっそり丸パクリしたりしている。観たアニメの感想を自分にしか見えない場所に書くときですら、他人の感想と照らし合わせて自分の感想がおかしくないだろうかとか不安になっている。こんなブログの拙い文章も、きっと誰かと誰かのエッセンスだけで構成されている。自分の感性でさえ人の影響下にないと落ち着かないのだろうかと思うと、虚しくなってくる。影響の傘に入ることで自分を守っているだけなのかもしれない。

ずっとこんな自分に嫌気がさしていたけど、最近はまあそれでもいいかと少しずつ思えるようになってきた。人に影響されない人なんていないだろうし、行動や思考がどれだけ人に影響されていても、その結果できあがったものが自分自身なんだと思い込むようにしている。丸パクリはよくないが、色んな人のエッセンスをちょびちょび足して完成したものをオリジナルと言い張ることぐらいは許してあげよう、自分に。世間が許すかは知らないけど。

人のブログを読みだしてから、もちろんその人たちの影響を受けてだが、やりたいことがちょっとずつ思いつくようになった。これは多分いい傾向なので、この感覚は大切にしたいと思う。実際にやるかどうかは別にして。