何も続かない日記

何かを続けるために書いています。

ジムに行った(1ヶ月ぶり)

久しぶりにジムに行った。約1ヶ月ぶりぐらいだろうか。入会した当初は会費を払ったうえでサボるなんてありえないだろうと息巻いていたが、今となってはバカにならない会費をドブに捨て続けることになんの抵抗もなくなってしまった。思えばNetflixも3ヶ月ぐらいアプリを開いてすらいない。

筋トレとランニングを一度にやると疲れるし時間がかかるので、ランニングのみ行うことにする。そうすることでジムへ足へ運ぶ難易度を少しでも下げるのだ。とにかく行くことが大事。

ランニングマシンに立つ。モニターの横にあるスペースにミネラルウォーターとタオル、スマホを置く。そういえばランニングマシンを初めて使ったとき、足の踏み出し方がどうもぎこちなくなってしまい、何度も後ろに吹っ飛ばされそうになったことを思い出した。そう考えるとだいぶ使いこなせるようになったものだが、所詮は慣れだ。もしかすると成長と呼んでいいのかもしれない変化も、全て慣れという言葉に置き換えてしまう。

傾斜は一切変えず、8km/hのペースに設定する。おそらく遅めのペースなのだろうが、体力がないので頑張っても8.8km/hぐらいが限界だ。申し訳程度のストレッチをし、走り始める。大体30分を目安にしていて(30分を超えると猛烈に帰りたくなる)、調子がいいときは40分ぐらい走ったり、あまりにもしんどいときは23分ぐらいで帰る場合もある。20分間は走り続けないと脂肪が燃焼しないという、いつだったかネットのどこかで見た情報を根拠もわからずに鵜呑みにし、律儀に守っている。

最初の15分が一番しんどい。そもそも走ること自体好きではないので、ひたすらモニターに表示された時計を睨みながら時間が過ぎるのを待つ。音楽を聞きながら走っているので、この曲が終わるころには○○分になっているだろうと自分を奮い立たせるも、いつもは颯爽と耳を流れていく曲たちがなかなか終わってくれない。ラスサビ前の間奏がまるで永遠のように感じられる。

心の中でうだうだ文句を言いながらも30分走り切り、マシンの速度を緩めて少し歩く。汗を拭いながらモニターの表示を見るとどうやら350kcalを消費したらしい。まあまあ必死な思いをした気がするが、たかだか350kcalか。まあピーナッツチョコレート一袋で相殺されてしまう程度のこの努力を、それでも愛そうと思う。

どうせ家でシャワーを浴びるので汗だくのまま着替えて外へ出る。凍てつくように寒いが、それと同じぐらい体に熱が残っていて心地よさすら感じる。この背徳感が結構好き。苦しむほどの刺激を受けてみたいという、ある種怖いもの見たさのような欲求を、安全が保障された状態で満たせてしまう背徳感。熱湯に浸かっていながら冷水を浴びせられるときのような(そんな経験はないが)。そんなことを考えつつ、ジムへ行ったことで爆上がりした自己肯定感を抱えて家へ帰る。帰ったら3ヶ月ぶりにNetflixでも見ようかなーと思う。