何も続かない日記

何かを続けるために書いています。

仕事に対してのあれこれ

ここ二日ぐらいはまあまあ良い精神状態で過ごせている。このメンタルの安定が自分の意識的改革によるものであれば良かったのだけど、ただ単純に仕事上で抱えていた一つの懸念事項がきれいさっぱりなくなったから、というだけの話なのであった。

仕事でもなんでもそうだが、新しいなにかを覚えるとき、そのやり方だけを記憶しがちだ。なぜその作業をするのか、そこに何の意味があるのか、その作業が本当に効率的なのか、といった本質的な部分には一切頭が回らず、ただ教わった手順を手順としてのみ覚え、手順としてのみこなす。だから、いざそれを自分が教える番になったときにも、手順としての情報しか伝えることができない。その作業が何の意味をもたらすのかなんて考えたこともないから、とにかく今は何も聞かないでこれだけを覚えてくれと、運命を書き換えたいタイムトラベラーが、禁則事項に触れないよう注意しながら過去の自分を諭すときのような切羽詰まり具合で教えるしかないのだ。幸い今の職場ではまだ後輩という存在が現れていないので、今のところは時空を歪めずに済んでいる。

これまでいくつか仕事を転々としてきたけど、そのどれもに自信を持てなかった。自分に対しての自信というよりも、その職そのものに対しての自信、誇らしさ、やりがい等を。そして、自分が自信を持てないような仕事を何年も続けているような職場の人たちを心の中で嘲っていた。嘲りながらこんな仕事いつでもやめてやるぜと心の中で毒づき、そうすることでますますその仕事が好きじゃなくなっていく。結局のところ、自分が何に対しても本気になれず、努力もできず、他にやりたいこともないくせに今の場所に身を投じる勇気すら持てない愚か者だというだけなのに。その自分の弱さを認めたくなくて、ただ自分を守りたいがためだけに他人をこき下ろし、否定し、距離を取り、気づけば周りには何もかもがなくなっていく。自分にも。

ただ頑張れないことをこじらせて、頑張っている人をバカにしているだけ。中学生のときにいたヤンキーも大体そんな感じだったな。ああはならないぞと思っていたはずの、あのとき大嫌いだったヤンキーのような人間に今自分がなっている。きっとヤンキーたちは今頃順風満帆で充実した人生を送っていることだろう。統計学上、小中学生の頃やんちゃしまくっていた人間はなんやかんやで結局十数年後には自分のやりたい人生を謳歌していることが多いので。

さて、良い精神状態のまま書き始めたはずなのに、どうしてこうなった。このブログも人生も。わからない。眠い。わからないし眠いので寝る。