何も続かない日記

何かを続けるために書いています。

睡眠不足

数日睡眠不足が続いている。睡眠に対しての意識が時間によって違いすぎて、朝の自分と夜の自分がまるで二重人格なんじゃないかと思う。しかもお互い猛烈に仲が悪い。

朝の自分は5時間しか寝れていないことに憤り、昨日の夜の自分に毒づく。「またか、一体何をやっていたんだお前は。5時間睡眠が何日続いていると思っているんだ。ただでさえ憂鬱な職場に睡眠不足で向かうこちらの身にもなれ。今日こそはわかっているな。絶対に7時間寝ろよ、7時間だぞ」と、夜の自分にありったけのくぎを刺す。

夜の自分はどこ吹く風で、あっけらかんとしている。朝が刺したくぎなど一本も届いていない。「朝の奴がまたなんかぐちぐちと言っていたようだが、知ったこっちゃねえ。こちとら、仕事で忙しいであろうお前を慮って、夜の間に遊興にふけってやっているんじゃねえか。そのせいで睡眠がちょびっと短くなったぐらいでチンタラ文句ぬかしてんじゃねえ」と、恩着せがましく開き直る。

客観的に見たところどう考えても夜の自分が悪いので、夜を反省しなければいけない。多分、睡眠が近づいていくにつれて、睡眠のありがたみが薄れていっている。寝起きの自分は睡眠から最も遠い存在なので、睡眠の価値を一番にわかっている。大体なんだってそうだ。近ければ近いほどその有難みがわからなくなる。親とか水とか平和とか。

現在0時49分なので、「まあまあ落ち着いて、もしかしたら早く寝ることで明日の君にも何か良いことがあるかもしれないよ。騙されたと思ってあと11分で布団に入ってみてよ」と、とにかく夜の自分をなだめにかかる(1時に寝れば7時間寝られる)。夜の自分はしぶしぶ頷き、歯磨きをするべく大儀そうに洗面所へ向かう。

とかいう頭のおかしい妄想をしながら、なだめている奴は誰やねんという疑問が湧いたところで、気づけば0時53分になっていた。そしていつの間にか11月が終わっていることにも気づく。何事も最初が肝心だ。12月最初の睡眠、あと7分で寝れますように。