だいぶ面白くない。
毎日ただただ朝起きて、何の感情もモチベーションもなく与えられた作業をこなし、1時間に1回トイレにこもり、特にノルマもないので時間が来たら帰るだけ。
ブラック企業ではないし、仕事量も少ないし、生理的に合わない上司が1人いるもののパワハラとかも一切ない。ただひたすらに仕事が面白くないだけ。
贅沢な悩みかもしれない。就職する前は、こんなに何の経験も資格もスキルもない、パチンコしかやってこなかったような高卒アラサーを雇い入れてくれて、なおかつ業務も簡単そうで、社員が少ないので気楽に働けそうで、最高の職場やんと思って入社した。就職さえできれば仕事内容に興味なんてなくてもいいと思っていた。
けれど人間の欲望は尽きないというか、入ったら入ったでそういうありがたみに慣れてしまって、嫌な部分だけが心に残るようになって、もっと楽しく働ける場所があるんじゃないかと思ってしまう。
職場の人間関係についても、あまり社員が多いとしんどいかなと思って小規模で少人数の事務所を選んだけど、少なかったら少なかったで、毎日同じ人とばっかり顔を合わせることにうんざりしてしまっている。
これから先も毎日この人たちに挨拶をし、変わり映えのしない会話をし、この人たちとのコミュニティの中で人生の大半を過ごしていくことを想像すると、精神的に閉じ込められたような感覚になって、なんとなく窮屈でぞっとする。特に職場の人が嫌だというわけではないけど、とにかくここから抜け出して、新しいコミュニティに身を置きたいと思ってしまう。
でも結局転職したら転職したで同じようなことになるんだろうな。そもそも何の仕事をやりたいかがわからないし、居場所を変えてもすぐにそこが飽きてしまうかもしれない。ありえないぐらい嫌な奴がいるかもしれない。
自分以外の人間が、全員やりたいことをやっているように見えてしまう。みんな自分の進みたい方向がわかっていて、自分だけが取り残されている気分になる。実際は多分そんなことはないんだろうし、人から見たら自分もそう見えているのかもしれないけど。
きっと、欲求をコントロールするとか、どんな仕事にでも楽しみを見出すとか、もっと大きな人生の目的を見つけるとか、人間関係を充実させるとか、休日の楽しみを増やすとか、依存先を見つけるとか、そういうことが大切なんでしょうね。知らんけど。
